亜人 評価・感想【ネタバレ、あらすじ】

映画

作品:亜人

 

今日の映画感想は「亜人」です。

 

個人的おすすめ度:7/10

 

一言感想:アクション+EDMで気分が乗る

 

この記事を読むべき人
・亜人の映画の感想を知りたい人・亜人の映画を観ようか迷ってる人

 

映画情報

【監督】

本広克行

 

【脚本】

瀬古浩司 山浦雅大

 

【キャスト】

佐藤健/綾野剛/城田優/川栄李奈/山田裕貴/千葉雄大/浜辺美波

 

【あらすじ】

2017年、日本。ある特異体質を持った新人類「亜人」の存在が発覚した。亜人の姿は人そのもの。ただ、絶対に死ぬことはできず、どれほど傷つこうともその体は絶命と共に再生を始める。死の状況に直面し、初めて真実を知る亜人たちはそれまで自分で気づく事もなければ、他人に知られる事もない。病気の妹を救うために研修医となった永井圭はある日、事故で死亡。しかし直後、肉体が復活し、生き返る。亜人と発覚し、描いていた人生が崩れ去った圭。警察や国家に追われ続けやがて厚生労働省の研究施設に監禁。非人道的な実験のモルモットとなってしまう。そんな圭の前に突如亜人を名乗る【佐藤】という謎の男が現れ、圭に救いの手を差し伸べる。佐藤は、国内で初めて発見された亜人にして人類に牙をむくテロリストだった。「亜人として、どう生きればいい?」自分の運命に葛藤する圭は、佐藤が描く亜人の未来に共感できないでいた。そして始まる、佐藤による衝撃の国獲りゲーム。【絶対に死なない男】VS【絶対に死なない男】の決して交わらない、そして終わることもない、エンドレス・リピート・バトル。亜人たちは、永遠の命を、どう生きるのか。

 

以下からは結末を含めてネタバレを含みますので鑑賞後に読むことをおススメします↓

 

展開を振り返り

亜人

「亜人」とは、死ぬことのできない人類である。

いくら傷ついても、死ぬことで元にもどる能力を有する。

 

日本では亜人判明した人間は、亜人管理委員会によって、捉えられ日々過酷な人体実験にさらされている。

研修医であった永井圭(佐藤健)は、トラックにひかれてしまう。

誰が見ても即死にもかかわらず、黒い靄と共に即座に立ち上がるのであった。

そして「亜人」だとばれてしまった。

即座に、亜人管理委員会に、捉えられた永井圭は、過酷な人体実験にさらされることになった。

 

しかし、そこに亜人である佐藤(綾野剛)と田中4(城田優)の二人が、亜人管理委員会の人体実験場を襲撃するのであった。佐藤によって、救われた永井圭であったが、亜人であっても人間として普通に暮らしたい永井と亜人による亜人のための国を作ろうとしている佐藤の考えは対立し、二人は交戦することになる。

 

戦闘経験で勝る佐藤が永井を追い詰めたところで、永井が川に飛び込み命からがら逃げおおせる。

 

永井を逃してしまった佐藤であったが、田中と共にメディアの前に出ていき、亜人は政府によって人体実験をされていたことを暴露して、「亜人にも人権をもたらし、東京に亜人自治区を設置してほしい、さもなければ、厚生労働省を壊滅させる」と呼びかけるのであった。

 

佐藤の計画

永井は、都市部から離れた田舎にたまたま会ったおばあちゃんにかくまわれていた。

後に、入院していた妹(浜辺美波)とも合流する。

平穏に暮らす中、亜人としての訓練を重ねるのであった。

 

そんな中、佐藤は、「東京に亜人自治区を作ってほしい」という要求が通らなかったため、予告通り、厚生労働省を壊滅させる。飛行機で、厚生労働省に突っ込み、建物を大破させた後に、襲ってきたSATを次々殺害するなど完勝であった。

 

厚生労働省の建物の残骸とSATの死体を背に「再度、東京に亜人自治区をつくること、さもなければ亜人を人体実験にして開発されたファージ重工の毒ガスを奪い、使用、東京を人の住めない街にする」と予告するのであった。

 

ファージ重工での戦い

焦った日本政府は、佐藤に対し北海道又は九州に亜人自治区を作ることを提案するが、佐藤は拒否、全面戦争は避けられない様相になった。

 

そんな日本政府に対して、佐藤の理想と反する永井は①妹の保護②佐藤を倒した後の、自分の身分の保証を条件に協力することを持ちかけ、日本政府はこれを承諾する。

 

毒ガスのあるファージ重工の守りをかためる永井達であったが、正面から佐藤に与する亜人集団が襲来する。永井の亜人の能力を生かした、先方で多くの亜人を戦闘不能にさせるが、そこに佐藤の姿はなかった。

 

佐藤は、死んだときに一番大きい肉片を核に再生するという亜人の性質を生かし、ファージ重工に急襲、警備を直ちに殺していき、毒ガスを見つけ出し手に入れた。

毒ガスを手に入れた佐藤は、屋上から毒ガスを散布することを予告する。そして、永井は佐藤と決着をつけるために、屋上に向かうのであった。

 

お互いの亜人の能力のすべてを使った戦いが繰り広げられる。

死力を尽くした戦いの末に、永井の奥の手が破られ、佐藤の価値化に思えたその瞬間、冷却ガスが散布され二人の動きは完全に止まる。

永井は、自分が佐藤に勝てなかった場合には自分ごと消し去るように要請していたのであった。永井の身を挺した作戦により、佐藤を倒したが、永井を失い、共に戦った仲間は悲しんでいた。

そこに、急に永井が復活する。死んだときに一番大きい肉片を核に再生するという亜人の性質を生かし、氷結される前に腕を切り落とし隠していたのであった。

復活した永井は、また即座に逃走し、姿をくらませたのであった。

 

この映画の推しポイント

ハイクオリティのアクションシーンとEDMの掛け合わせ

「流浪に剣心」でとてつもないアクションシーンをスタントなしで行った佐藤健が主演ということもあり、戦闘シーンはスピード感あふれる最高の仕上がりであった。相手役の綾野剛もアクションシーンのためにストイックに肉体を作り、佐藤健と共にアクションシーンのリハーサルを何度も繰り返し最高のクオリティになったのだそうだ。

その、アクションシーンのBGMとして使われていたのがEDMだ。クラブミュージックが日本のアクション映画のBGMとして使われていることは、私の見た映画ではなかったのだが、亜人のアクションシーンにぴったり合っていた。

是非、この組み合わせを体感してもらいたい。

 

この映画の惜しいポイント

亜人のストーリーの面白さの1面しか出てこない

原作では「生と死」、「命とは何なのか」、「人間と亜人はなぜ争うのか」など多くのテーマが絡み合いながら、展開されていくものであったが、短くまとめるために本作は「亜人が戦う」という部分のみが面白さとして強調されているため、仕方ないことではあるが原作のような重厚なストーリー展開はない状態になってしまった。

 

まとめ

スピード感あふれるアクションシーンとEDMで爽快感のある映画でした。

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