君と波に乗れたら 評価・感想[ネタバレ有]

映画

作品:君と波に乗れたら

 

今日の映画感想は「君と波に乗れたら」です。

 

個人的おすすめ度:4/10

 

一言感想:大切なものを失ってもその思いを胸に前に進む大切さをテーマとしたストーリー展開は胸にくる、ただ声優の演技が残念で面白くなく感じてしまった。

 

この記事を読むべき人
・君と波に乗れたらの感想を知りたい人・君と波に乗れたらを観ようか迷ってる人

 

映画情報

【監督】

湯浅正明

【脚本】

吉田玲子

【キャスト】

片寄涼太/川栄李奈/松本穂香/伊藤健太郎

 

【あらすじ】

大学入学を機に海辺の街へ越してきたひな子。サーフィンが大好きで、波の上では怖いものなしだが自分の未来については自信を持てずにいた。ある火事騒動をきっかけに、ひな子は消防士の港(みなと)と出会い、二人は恋に落ちる。

 

お互いがなくてはならない存在となった二人だが、港は海の事故で命を落としてしまう。大好きな海が見られなくなるほど憔悴するひな子が、ある日ふと二人の思い出の歌を口ずさむと、水の中から港が現れる。

 

「ひな子のこと、ずっと助けるって約束したろ?」

死んだはずの港と再び会えたことを喜ぶひな子だが…。

奇跡がもたらした二人の恋の行方は?

そして、港が再び姿を見せた本当の目的とは?

(https://kimi-nami.com/)

 

以下からは結末を含めてネタバレを含みますので鑑賞後に読むことをおススメします↓

 

展開を振り返り

ひな子と港の出会い

大学に進学したひな子は、サーフィンが好きで子供のころからの憧れであった港町に引っ越すこととなる。

新生活を楽しみにしていたが、引っ越し早々に大学生の集団が、家の近くで火薬法違反の量の火薬を使った花火を行ったため、家に引火してしまう。

逃げ遅れたひな子は、屋上に向かった、火が迫ってきておりもうダメかと思ったが、クレーン車にて、消防士の港が到着し救出してもらう。

この一件から、距離を縮めた二人は、波に乗るために、サーフィンへ行くこととなる。

海が苦手で、昔おぼれてしまい、同年代の女の子に助けてもらった経験のある港は、サーフィンに悪戦苦闘する。

めげずに何度もチャレンジしていくうちに港はサーフィンが上手くなっていき、「また二人で波に乗ろう」と約束をするのであった。

 

港の死

初めて二人でサーフィンに行ってから、二人で何度もサーフィンに行くようになる。

仲を深めた二人は、付き合い始め、お互いにとってかけがえのない存在になっていった。

 

しかし、そんな日々は唐突に終わりを迎えた。

ひな子から「雪の後の波は綺麗」と聞いていた港は、一人で海に行きサーフィンをしていた。

そこで海で遊んでいた、男たちがおぼれているところを発見する。

救助を行ったが、救助者を救った後、港は、海に飲まれてしまい、命を落とす。

 

港の死の原因の一部が自分にあると考えたひな子は、好きだった海を見たくないほどに憔悴してしまうのであった。

 

港との再会と再別

港の遺品を整理し、海の見えない場所に引っ越すひな子であった。

そんな中、ひな子は、港が好きだった歌を歌っている間は、港が水の中から現れ一緒に過ごせることを知る。

 

会えたことに嬉しくなったひな子は、水の中の港と一緒に、生前やらなかったデートするようになる。

港は、ひな子に前に進み、サーフィンをしてほしいとお願いするのであったが、ひな子は断る。

 

何度も呼び出してしまった代償として港は現れなくなってしまう。

ひな子は、港の過去を知るために遺品を再度確認していくうちに、昔、港がおぼれて時に助けた女の子が自分だということに気づき、海で多くの人を救えるようにライフセーバーを目指すこととするが、中々上手くいかない。

 

ひな子は、外食をしている際に、過去に自分の家を燃やした大学生が再度花火を打ち上げようとしていることを偶然聞きつけ、尾行することにする。しかし、止めることができず、再度火事が起こってしまう。

 

消防隊が出動するが、火の勢いがすごく消化できずにいた。

ひな子は最後の望みをかけて港を呼び出す。

大量の水が出現し、火は瞬く間に消化されていく、ひな子はその大量の水が作り出した波に乗ることに成功する。港の死によって、波に乗ることを拒んでいたひな子は、港が最後に作り出した波にのったのである。

 

そのことにより再度、海への恐怖を拭ったひな子はこの事件の後、無事ライフセーバーの資格をとり一歩踏み出したのであった。

 

この映画の推しポイント

水の作画

水がまるで生き物のように描かれる。サーフィンをしているときはまるで水と登場人物が戯れているように描かれ、港の死の際には暴力的までに荒々しいように描かれ、

港が出てくる水は包み込むような優しい水として描かれていた。細かい部分であるが、それぞれの状況によって水の雰囲気まで描き分ける技術は素晴らしく、観ていて感動を覚えた。

 

この映画の惜しいポイント

声優の演技力不足

声優陣特に男性陣の演技があまり上手ではなく、いいストーリー展開に集中しきれなかった。抑揚がなく心がないように聞こえてしまうため、シリアスなシーンでも本当にそんな風に思っているのか?と疑問を投げかけたくなる演技であった。

 

まとめ

声優の演技に目をつぶればいい作品です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました