STAND BY ME ドラえもん2評価・感想[ネタバレ有]

映画

作品:STAND BY ME ドラえもん2

 

今日の映画感想は「STAND BY ME ドラえもん2」です。

 

個人的おすすめ度:1/10

 

一言感想:ドラえもんが好きなら見ない方がいい、嫌いなら見る必要がない

 

のび太の行動に不快感を感じた。それを上回る感動が用意されていなかった。

前作は90分でドラえもんの要素が分かりそこに「泣ける」という要素を大人向けに付け加えた作品であった。そのため、多くの人たちにとって見やすく感動する作品であったが、今回は端的に言って面白くなかった。

 

映画情報

【原作】藤子・F・不二雄

 

【監督】八木竜一

 

【脚本・共同監督】山崎 貴

 

【出演者】

水田わさび 大原めぐみ かかず ゆみ 木村 昴 関 智一

宮本信子 妻夫木聡

 

【あらすじ】

大好きなしずかちゃんと、ついに結婚!のび太の子供の頃からの夢が叶うはずだった結婚式当日、なぜか、のび太が来ない・・・。原作の中でも、とくに人気の高いおばあちゃんとのエピソードが、時間と空間を超え、のび太の未来につながっていく。お嫁さんをひと目見たいというおばあちゃんの願いを叶えるため、ドラえもんとのび太の大冒険が始まる。過去、現在、そして未来を舞台にした、涙と絆の物語です。

以下からは結末を含めてネタバレですので鑑賞後に読むことをおススメします↓

 

この映画の推しポイント

特になし

強いてあげる部分がないくらい、不快になってしまった。どこかで、ウジウジしているのび太が結婚に対して決心をして戻ってくる又は、前向きにストーリーを終えるのかと思っていたがただただ、不快な方向へストーリーが展開していった。

 

ただ、原作では、おばあちゃんはのび太の結婚式を見ることはできなかったが、本作では物陰から見ることができておりそこではとても感動した。

 

この映画の惜しいポイント

ストーリーの構成

ストーリーの構成など全くやったことないが、こんな素人でも駄目だと思った。

おそらくやりたかったこととして「おばあちゃんが結婚式に来る」「子供ののび太に結婚式をやらせる」「のび太が逃げる」「スピーチ」をしたかったのだろうと思う。それぞれの要素は、個人的には問題ないと思うし、どれも感動を誘うものだ。

しかし、それぞれの繋がりが余りにも不自然であり、のび太の行動に成長性を持たせようとしたのかもしれないが、「おばあちゃんが結婚式に来る」以外の要素は、よくない形で回収されている。

良くなかったストーリーの要素

  • 「結婚式を子供ののび太にやらせる」

→しずかちゃんにとっての一生に一度の結婚式を、子供ののび太が全て身代わりとして行ってしまった。しずかちゃんがかわいそうだと思わざる負えない。途中で精神的に成長した大人ののび太にかわるなどあれば、よかったと考える。

  • 「のび太が逃げる」

のび太が逃げた理由は一言でいえばマリッジブルーだ。マリッジブルーから過去に逃げた。そこで、のび太は「逃げた先の過去で子供と精神的に変わらないことを露呈する」ことになる。最終的にこの時に過去に戻ったことでのび太がしずかちゃんと結婚する未来が確定したのだと考察されるが、きっかけが大人ののび太に、絡まれているところを子供ののび太が助けるといった具合にマッチポンプであり、感動する要素ではなかった。

  • 「スピーチ」

スピーチの内容になぜドラえもんの話が出てこないのか、、、

これだけ、過去でも未来でもお世話になっており、共に過ごしたドラえもんへのコメントは一切なく、ドラ泣きとは、という状態になった。

結婚式場にドラえもんを知らない人がいることを配慮した結果なのかもしれないが、ここで精神的に成長できたことをドラえもんに言及せずに終えるのは不可解であった。

 

まとめ

「ドラ泣き」というより「しずか泣き」であった。

しずかちゃんの包容力に救われた。

恐いもの見たさであれば見るのがいいと思う。

 

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